代表メッセージ

代表取締役会長 多田泰教

代表取締役会長 多田泰教

弊社が消臭剤の開発に着手したのは、1994年のこと。 「(ホテルの)客室のタバコ臭を消してほしい」お客様の声がきっかけでした。タバコのニオイがクレームの対象になる時代の幕開けでした。

清掃管理のプロとして何かしたいと思いました。その当時入手できる消臭剤のすべてを購入し、現場でテストしました。消臭剤以外にも、空気清浄機、光触媒、オゾン発生装置などを試用しました。いずれも一長一短があり、「消臭剤に万能薬なし」という結論に至りました。

悪臭に含まれる臭気成分は多様です。酸性のもの、アルカリ性のもの。陽イオンを持つもの、陰イオンを持つもの。水に溶けるもの、溶けないものなど、実に様々です。これらの臭気成分を一挙に消去できる物質は存在しません。オゾンのように極めて効果の高い物質は、それ自体に毒性を持つため使える場所が制限されます。

これ以外の方法、たとえば良いニオイで嫌なニオイを隠す「マスキング」には二つの問題点があります。ひとつは悪臭の残余と香料が混じりあい新たな不快臭となること。もうひとつは(不快臭が生まれなくても)特定の香料にストレスを感じるお客様が少なからずおられることです。

高い消臭力を有し、無香料にして安全確認された消臭システムがマーケットに存在しない以上、自社で開発するしかないと私は判断しました。とはいえ、弊社はビルメンテナンス会社。清掃管理のプロではあっても、科学技術の蓄積はありません。これ以来、私は専門機関に足を運び、先端の消臭技術の吸収に努めました。国際的にも評価の高い頭脳を訪ね、弊社の考える消臭剤の開発にお力添えを頂きました。

こうして誕生したのが『デオスプラッシュ』であり『リセッティア』です。前者は、タバコ臭・トイレ臭・ペット臭に、後者は、汗臭・加齢臭に抜群の効果を発揮します。「無香料」にして「安全」です。消臭剤の新しい形態を提案できたと自負しています。

弊社の消臭剤の特長をひと言で言い表すならば、「用途限定」に尽きると存じます。悪臭の中の臭気成分を特定し、タバコ臭ならばアンモニア・酢酸・アセトアルデヒドを、汗臭・加齢臭ならば、アンモニア・酢酸・ノネナール・イソ吉草酸を確実に消去します。この考え方は、幸いにしてお客様の共感を得ることができました。カタログハウス社の『ピカイチ辞典』では、『デオスプラッシュ』『リセッティア』がともに「消臭剤のピカイチ」に認定されています。

消臭剤に対するお客様の要望は尽きることがありません。さまざまな悪臭に悩む声が弊社に寄せられてきます。微力ながら、その一つひとつにお応えしたいと願っています。本年度も新製品の発表を予定しています。何卒ご期待の上、これからもよろしくお願い申し上げます。

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