私は足の精神性発汗で悩んでいます。
足にかなりの汗をかいてしまい、足のニオイが気になります。
足は、毎日よく洗っていますし、フットスプレーや中敷などいろいろ試みましたがどれもあまり効果がなく、
靴をぬがなくてもニオイます。
あまり気にし過ぎてはよくないと思っているのですが、仕事が販売業 のため、お客様相手ということもあり
一日にたくさんのひとに携わるので、鼻を塞がれたりすると申し訳ないという気持ちになります。
また、あまり近ずいてはいけないと思い、消極的になってしまい仕事に支障をきたしており困っています
心理的に安心することで「精神性発汗」は軽減。
足のニオイで悩むのは、現代日本人が下駄から靴をはくように生活習慣を変化させた宿命のようなものです。現代人は多かれ少なかれ足のニオイを気にしない人はいないのではないでしょうか。（この私でさえ気にしています）
足のニオイで悩む人は、他の体の場所のニオイで悩む人と少し違う特徴があります。
それは、そのニオイそのものが臭いと悩むのではなくて、あなたのように「お客様に申し訳ない」と責任を感じて悩む傾向が強いのです。
ですから、治療はニオイそのものを消臭することも大切ですが、他人にニオイで不快にさせているという気持ちを軽減することも大切です。
そのような方法の一つに「ニオイセンサー」による足のニオイの量を測定することも有効です。
例えば、ある一定のニオイの強さでは、本人は感じても他人にはさほど感じられないならば、心理的に十分悩みが解消できる安心感をえることができるでしょう。
足のニオイは靴をはいているときは意外と他人にはわからないものです。
自分だけが強いのではないかと悩んでいることも多いのです。
足のニオイは、なかなか決定的な治療法がありませんが、心理的に安心することで「精神性発汗」が軽減することも期待できます。
医学博士。体臭・多汗研究所設立。患者の心のケアを基本にしながら外科的手法を組み合わせる。「診療外科」を新しい医学分野として提唱。体臭・多汗治療の現場で実践。日本心療外科研究会代表。『汗をかけない人間は爬虫類化する』（祥伝社）他、著書多数。
